エア・ウォーター東日本(株)

 

LPガスのバルク貯槽交換での法定期限超過について

 

 弊社において、LPガス販売のバルク貯槽設備の管理に際し、法律で定められている交換期限(以下「法定期限」)を超過する事案が発生いたしました。

 お客様及び関係者の皆様に、多大なるご迷惑ご心配をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。

 弊社といたしまして、このような事案を生じさせましたこと重く受け止め、再発防止に努めてまいります。

 

 

1.概要

 バルク貯槽設備(以下「バルク貯槽」)は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」によって、製造後20年での交換もしくは再検査を行うことが法定期限として義務付けられていますが、弊社埼玉営業所管内のお客様に供給しているバルク貯槽1基について、法定期限が超過していることを社内調査で発見いたしました。

 

2.経緯と発生の原因

(1)経緯

・2023年1月20日(金) 社内調査にて法定期限超過を確認
・2023年1月27日(金) 経済産業省ガス安全室へ電話連絡
・2023年1月27日(金) 埼玉県担当課を訪問し、違反申告
・2023年1月30日(月) 経済産業省ガス安全室へ訪問し報告書類を提出

 

(2)原因

 バルク貯槽交換の法定期限管理を、システム上で管理できる機能が整備されておらず、組織としてチェック機能が働かなかった。

 

3.これまでの対応

・法定期限を超過している当該バルク貯槽については、仮設供給設備を設置し、代替供給を行う。
・弊社の営業所(LPガス販売所 全15拠点)が管理する全てのバルク貯槽について法定期限切れの有無を調査した結果、当該バルク貯槽以外に、法定期限を超過したバルク貯槽が無いことを確認した。

 ただし、バルク貯槽付属品の期限超過16件、開栓時に交付する書面の遅れ等38件、ガス漏れ警報器の未設置35件が明らかになったため、既にそれらの是正措置を完了した。

 

4.再発防止対策

  1. 法令順守を徹底させるため組織体制を見直し、エネルギー保安部を設置する。
  2. エネルギー保安部による保安会議を月次にて実施し、社長または管掌役員が直接関与して保安順守の指導と管理強化を図り、期限管理のダブルチェックを強化する。
  3. 保安教育を見直し、社員ひとり一人の理解度を深め、法令遵守を徹底する風土づくりを行っていく。

 

以 上